この景色を忘れない
いつもは、自転車に乗って見る景色だけれど
今日は自動車
化石燃料を燃やして、エネルギーを作って、いともたやすく上山寺の坂を登ってしまった
外に出られることが出来なくなる前に、自分の目で見られる場所が選べるとしたら
僕は、必ずこの景色を候補にあげるだろう
春の海からのゆっくりだけど量感のある風が、ジャージの内側の皮膚まで浸透して
僕の体の熱を一瞬にして奪ってゆく
牧草に風の渡る様子が映し出されて、海も山も風もみんな生きていることを実感する
この場所から海を見渡すと
世間の喜怒哀楽や、雑多な出来事がどうでも良くなってくる
暑かったり寒かったり、笑ったり泣いたり、辛かったり、悲しかったり
まあ、いろんなことがあるのだけれど
生きることを楽しもう
それは、生きている奴の特権
生きていなければ、味わうことすらできないのです
ああ、なんて素敵な景色









